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暴走が止められない経営者

 
 昨日に続きLEC大ネタです。2ちゃんねるのLEC大学スレにリンクされていた「LEC大学はなぜ「失敗」したのか」だが、読むと非常に興味深い。
それは「中途半端なアイデアと行動力のある中小企業の創業者が、計画性もなく新規事業に参入し失敗しつつある」という経営にはよるある話だからだ。多くの社員が失敗すると懸念しながらもオーナー経営者には逆らえず、自分に絶対の自信を持つ経営者は容易に撤退しないので、経営がますます悪化するという悪循環に陥るのだ。
 私を含め多くの人は「大学全入目前の経営が厳しい時代になぜ大学を設立するか?」と思う。LECは「ダブルスクールの解消を宣伝すれば学生が集められる」や「資格予備校の設備を使えば安く大学が設立できる」という非常に甘い考え(当然、社会や文科省が許す訳もなく今回の改善勧告になった)ながら、私にはLECが大学設立した意味が理解できる。LEC大学は現状の維持では文科省の命令によって大学は解体され、改善勧告どおり実施して「普通の大学」なれば大学の独自性が失われ、ますます学生を集めにくくなる(ただ、現在でも入学学志願がいないので、これ以上学生が集まらなくなることはあり得ないという反論も可能(笑)だが)という経営のジレンマに苦しまれることになるだろう。平成17年度決算(リンク先5ページ)でも約8億の経常損失である(爆)。大学全入時代の到来と今回の改善勧告入学者の減少や専任教員の人件費増加(教員の数は大幅に減らしたが、文科省によると今までは無報酬とか月5万円の給料しか払っていない。今後の専任教員の年収は240万以上にすると主張している)など、今後の黒字は望めそうもない。そこで余計なお世話だが、LEC大学は来年度以降の新規募集停止を行い学生の卒業により自然消滅させることを検討すべき段階に来ていると考えている。でも同決算によるとLEC全体では12億の経常利益があるので、資格予備校部門からの内部補助で存続する可能性は高いでしょうね。

 だが、私にとってここ数年で新たに設立された「普通の大学」の方が理解不能だ。経済力と大学名さえ贅沢言わなければ大学進学は可能だし、何を学ぶのか分からない様々な学部学科があるので、なぜ「現在大学を設立しなければならないか」という必然性が考えつかないからだ。確かに学校法人は営利を目的にしていないが、経営が成り立たなければ何もならない。

 文科省としては今後大学の淘汰が予想されるので大学をこれ以上増やしたくないのが実状だろう。だが、書類や設備がしっかりした学校計画案が出されれば受理せざるをえないし、LECのようなひどいやり方をしなければ改善勧告さえなかなか出せない。LEC大学問題が解消しても、大学の経営破綻や廃止に関する問題はまだまだこれから続くであろう。
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百おやじ

Author:百おやじ
 男性 仕事はあまりできないが多少の資格はある。
 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
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