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クー氏の主張をどうやって今後に生かせと言うのだ?

 
 昨日、以前にブログに書いたリチャード・クー『「陰」と「陽」の経済学』東洋経済新報社 、2006の精読を終了。感想は、前に書いた内容とほとんど変更無し。
 財政政策の効果を重視するクー氏が「財政政策に消極的は小泉政権において何故バランスシート不況をほぼ克服したか」かを説明してくれるか楽しみにしていたし、「どの程度財政政策を行えばバブル崩壊以降のバランスシートの欠損が埋められるかの大体の試算」が書いてあれば面白いと楽しみにしていたが、予想通り結局2点に関する内容はなし。クー氏は財政政策の試算を出さないくせいに、リフレ派に「いくら金融緩和を行えばバランスシートの欠損が埋められるかの具体的な指摘がない」と批判する「フェアじゃない」論法もあいかわらずだ(笑)。

 仮に私がリフレ派じゃなくても、本書の目的である「バランスシート不況の経験を今後に生かさなければならない」という主張も現時点のクー氏の主張では無理だと答えるしかない。先程指摘した2点ように「何故急にバランスシート不況が終わった理由も分からないし、今後バランスシート不況が到来してもどの程度財政政策を行ってバランスシートの欠損を埋めていいのか分からない(クー氏は欠損が算定できないと主張しているのにかかわらず、なぜ適切な財政政策を行わないと政府を非難できるのだろうか?)」のだから。またクー氏の主張では、バランスシート不況が終わっても、企業がどうやってまた借金をするのを促進させる策はないようだ(期待に働きかけるというのは、クー氏の大嫌いなリフレ派の主張だからそれも言えない)。この点も経済政策の主張としては物足りない。

 本当にクー氏は、どのような意図でこの本を書いたのだろうか。やはり私にはさっぱり分からない。
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百おやじ

Author:百おやじ
 男性 仕事はあまりできないが多少の資格はある。
 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
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