FC2ブログ
 
 
 
 
 

深田和範『マネジメント信仰が会社を滅ぼす』を読んでみる。

 
 『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』が、アニメ化・実写映画化されるなど、昨年はマネジメントブームだそうだ。このアニメ化・映画化によって今年もブームが続きそうだ。ただ、私はドラッカーを学者と認めていないし、天の邪鬼だからこういったブームに関していいイメージを持っていない。

 そんな時に、深田和範『マネジメント信仰が会社を滅ぼす』新潮新書、2010の新聞広告を見たので、今年購入してみた。
 タイトルで誤解してしまう人もしれないが、本書はマネジメント自体を否定しているのではない。本書で定義するマネジメントは、「事業をうまく運営こと」(P19)であり、実際に「何かの事業を行うこと」(P19)のビジネスをサポートする役割であると主張する。そしてマネジメント信仰は、ビジネスの従たるマネジメントが主従逆転しており、マネジメントの弊害によってビジネスがうまく行かなくなり、業績が悪化することになる。
 本書は、このマネジメント信仰のパターン化し、その例を挙げることによって、行き過ぎたマネジメント信仰がいかにビジネスによって有害かを説明している。非常に読みやすいので、非常にお勧めできる。

 ただし、マクロ経済をある程度知っている私には不満な点がある。それは、起業の停滞や若者の保守化の件に関してである。
 起業が停滞しているのは、日本経済が停滞して続けているからである。これは、大企業信仰が今よりも強いと考えられ、政府や民間による企業支援が行われていない80代以前に比べると開業率は低迷していることを筆者は知らないのだろうか?
 若者が保守化しているのは、就職活動でも言えるが、「一度失敗すると後がない」と意識しながら育ってきたからである。「デフレしか知らない」という育ってきた環境が全然違うという意識がないのだろう。
 まあ経営コンサルタントの筆者からすれば、社会も悪いとは企業にアドバイスできないし、したところであまり意味がないだろうけど(笑)。

 これらの点を除けば、あくまでもマネジメントは事業をうまく行くようにする手段であり、企業の目的ではないのは確かです。「今までこういった本が今まで私が知らなかったのが不思議だな」と思いましたが、私が経営書に興味がないからでしょう。多分。
スポンサーサイト





 
 
 
 
 
 
プロフィール
 

百おやじ

Author:百おやじ
 男性 仕事はあまりできないが多少の資格はある。
 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
天気予報
 
 
 
 
 
 
 
コスプレ時計コスタイム
 
 
 
 
 
 
 
カレンダー(月別)
 
08 ≪│2019/09│≫ 10
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
過去ログ v Co リバース
 

Plug-in byまる。hi

 
 
 
 
 
 
CATEGORY+PC
 
 
 
 
 
 
 
リンク Twitter関連
 
 
 
 
 
 
 
リンク 経済関係
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ブログ検索
 
 
 
 
 
 
 
当ブログのバナー