FC2ブログ
 
 
 
 
 

笑える池上彰氏の書評

 
 以前から探していた「文藝春秋」2010年8月号を近所のBOOK-OFFで発見したので、早速購入して池上彰のも藻谷浩介『デフレの正体』の書評を読んでみました。

 予想通り、藻谷トンデモ本を絶賛しています。引用してみると、
 藻谷さんは、労働力人口が減るということは、活発な消費活動をする若い人が激減するのだから、需要不足になり、デフレになるのは当然だ、と指摘します。(中略)目からウロコでした。(P408)
 爆笑。池上氏は「なぜ先進国で高齢化が進んでいるのに日本だけデフレが続いているのか」考えなかったのでしょうか?藻谷氏は、この反論に対して「生産者人口数と高齢化率は違う」と言っていますが、だったら生産者人口率(数では各国の人口が違うので比較できない)での国際比較の図を作成されて反論された方が藻谷氏のためにもいいと思います。ちなみに菅原晃氏が指摘するように、「55歳~64歳の男性就業率は、これらの国の中ではダントツに高い」のです。藻谷氏には「生産者人口率は日本の方が高いと予想されるのに、なぜ欧米諸国はデフレに陥らないか」という説明が必要ですね。

(追記 2010/10/13 12:30頃)
 生産人口率の話は、このブログこの図で藻谷氏の主張は見事に否定されてますね(笑)。

それらを見抜けない池上氏の経済無知が目立ちます。
 引用を続けます。
 景気をよくするには、高齢者から若者への所得移転と、女性労働者の活用。女性が働き出せば、中年男性と違って活発な買い物をするので、消費が上向くいうわけです。(P408~409)
 先程の「高齢化による消費抑制がデフレの原因なんだ」という藻谷説が説得力ない以上、これ以上詳しく書く必要はないだろう。
 また女性労働者の活用の紹介も池上氏は書いていて何も思わなかったのだろうか?「女性労働者の活用よりも失業者を雇用したほうが、よほど消費が増える可能性がある」ことに気がついていない。完全雇用が達成されているなら話は別だが、藻谷氏や池上氏は現在完全雇用が達成されていると思っているだろうか?さらに生活が苦しい働ける主婦などはすでに働いているので、今以上消費が増えるが期待できません。生活の困らない人を働かせるのも結構大変だと思うだけど。
 最後の文は最高に笑えました。
 難解な経済理論を使わず、具体的な数字で現実を斬る爽快さは(以下略)
 「難解な経済理論を使わずとは・・・」って何?藻谷氏本人が「私は無精者で、経済書やビジネス書は本当に数冊しか読んだことがない」『デフレの正体』P125と認めているのだから、普通に考えれば「藻谷氏は単に経済理論を知らず、使えない」と考えるが自然です。優秀な経済学者やエコノミストのように、「難解な経済理論も知っているが、一般人に分かりやすく説明するためにあえて使わない」のではありません。先程の引用文では、優秀なエコノミストとしての文章しか理解できません。池上氏は藻谷本の引用部分ちゃんと読んで理解していたのですか?非常に疑問です。
 そして「具体的な数字で現実を斬る爽快さ」とありますが、そのデーターの取り方が間違っているなど問題があり、藻谷氏の主張は現実のデーターに合致していません。こういった点は、藻谷氏が言っているように「ちょっと調べればすぐに分かること」(あれれ?)です。「池上氏は自らの経済無知に加え、ジャーナリストなのにこの本の主張が正しいかどうか裏を取ってない」と断言出来ます。

 こんな書評でも池上氏という人間の本質が出るんですね・・・。いやはや。
スポンサーサイト





 
 
 
 
 
 
プロフィール
 

百おやじ

Author:百おやじ
 男性 仕事はあまりできないが多少の資格はある。
 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
天気予報
 
 
 
 
 
 
 
コスプレ時計コスタイム
 
 
 
 
 
 
 
カレンダー(月別)
 
08 ≪│2019/09│≫ 10
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
過去ログ v Co リバース
 

Plug-in byまる。hi

 
 
 
 
 
 
CATEGORY+PC
 
 
 
 
 
 
 
リンク Twitter関連
 
 
 
 
 
 
 
リンク 経済関係
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ブログ検索
 
 
 
 
 
 
 
当ブログのバナー