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増税主張の背景?

 
 菅総理就任から増税の主張が強くなっている。その原因は、管総理が財務省寄りになったからと、言われている。財務省にとっては、増税=財務省の権益拡大なのだから、当然だろう。そして財務官僚がいないとやってけない与党が増税支持を打ち出すのは自然に思える。

 だが、財務省とあまり関係ないと思われる人達も増税を支持している。たとえば構造改革主義者だ。彼らは小さい政府の支持者なのだから、事業仕分けなどを行い極力政府の介入を廃止し、それでも財源が足りなくなれば増税を主張するのが筋だろう。民主党を中心とした政権が行った事業仕分けを生ぬるいと感じているだろう。私ですらそのなのだから。だが、私が知る限りそのような主張はあまり聞かない。

 この点に関して2つのキーワードがあると、勝手に思っている。1つは、「経済が複雑であることを嫌う思想」がある。自称経済学者やエコノミストでもその傾向があるのは不思議だが、経済の提言は単純であるべきという思想を持っていると推測できる。だからこそ、構造改革主義者は「現状診断は常に供給不足」、「対策は常に構造改革」になるのである。これは「病状がガンだろうが、肺炎だろうが、とにかく外に出て乾布摩擦をして体を鍛えればいい」という民間療法の信奉者と変わらない。経済学にしろ、医学にしろ、彼らは自分の都合の悪い理論や過去の経験など全く信じないのである(笑)。

 もう1つは、景気回復して税収を回復させる斬新主義が構造改革主義者は嫌いだ。彼らにとって、制度をいじらないで問題を解決させることは、根本的な問題の解決を回避した誤魔化しであり、許せないのである。だが、構造改革主義者がそのような主張をするのは疑問だ。なぜなら、構造改革主義者は、倫理的・哲学的なことを重視するので、実現可能性を無視するからである。仮にも経済のプロが増税を主張するなら、増税によってどれだけ税収が伸びるかモデルを作ったりするものである。だが、皮肉にも思想が単純であることが善だと信じる彼らが現実的な複雑なモデルを作ることことを嫌うのだ。モデルを作っても、自分の期待を裏切る結果になることもある。ひどいのは、それをそのまま発表したりする。(注)
 そもそも実現可能性を無視した夢物語なら、別に経済の専門家である必要はない。単に夢を語りたいなら、他の職業に転職した方が良いだろう。そして構造改革主義者がしばしば行う経済予測が外れても(論理を無視した思いつきだからほとんど外れる)、彼らは自分の非は認めない。構造改革主義者の主張をトンデモ論として聞くなら何の問題もないが、真面目に耳を傾けるのは、時間の無駄である。

 今日も妄想全開の思いつき全開で長文書いてみました。わざわざ最後まで読んだ人ごめんなさい。

(注)これに関しては実例がある。野口悠紀雄『日本経済 企業からの革命』で、中国の工業化によりデフレが起こった主張し、それを証明するモデルを作った。モデルの結果、物価下落率は1年で0.125%程度になった。当時の物価下落率は1%ほどである。これでは、現実の物価下落を4分の3以上説明できないことになる(爆)。自分の思い込みが常に正しいと信じているので、自分のモデルが現実をどれだけ説明できるかを検証してなかったのだろう。私だったら、そんなもの絶対に載せない。笑われるだけだから。
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百おやじ

Author:百おやじ
 男性 仕事はあまりできないが多少の資格はある。
 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
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