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清水政彦『零式艦上戦闘機』新潮選書を読む

 
このブログにも書いたが、映画『硫黄島からの手紙』を視聴して太平洋戦争に興味を持ち、その延長上で購入してしまいました。前半の零式艦上戦闘機に関しての細かい説明には、知識の浅い私には戸惑うばかりである。それでも、「航空力学や飛行機の操作法に関して無知である」というamazonのレビューがあるのだが、私には判断できない(本書の評価とは全然関係ないが、経済本のamazonの評価はあまりあてになりません。トンデモ本でも高く評価されていることが結構あります)。

 それらを割り引いても著者の主張は、きわめてクールである。こうった本だと、どうしても飛行機の性能やパイロットの技量が重視されてしまうと私も思うが、本書は違う。著者は「結局のところ、勝敗を分けたの要素は期待の性能云々よりも、空戦開始時の姿勢と戦術、勝敗、空中指揮、チームワーク等、総合的な運用の巧拙が主であり、これに加えて火力と弾数が墜落スコアの伸びを左右したと考えた方が現実に近いのではないだろうか。」(P345)という一文を引用するだけで十分だろう。
 日本人にチームワークがないという指摘は意外に思われる方が多いが、実は戦前までチームワークはさほど重視されてない。例えば、チームワークに該当する日本語は見あたらない。そして戦いは一騎打ち、日本の武道の対戦も一対一である。日本が集団主義というのは、分業が曖昧などの戦後の企業体制によるものや外国人の印象を日本に紹介した影響が大きい。例えば、就業前にラジオ体操を集団で行うようなことも、日本企業の集団主義の証拠にされてしまうのだ(笑)。

 著者が「なぜここまでクールなのか」疑問に思ったが、著者略歴を見て納得した。著者の職業「弁護士」で「東京大学経済学部卒」そうだ。まあ、東大経済学部卒だからって、木村剛のように「日本は近くキャピタルフライト(資本逃避)に襲われる」と予言した人もいるが(爆)。ちなみに木村氏の本は、2001年に書かれたが、現在どう考えても日本がキャピタルフライトに襲われる予兆すら見られなかったのである。木村氏が失敗したのは、キャピタルフライトを題名にしながら経常収支や資本収支に関する初歩的な理解や不良債権の発生原因を理解していなかったがなかったことでしたが(笑)。また下らぬ余談を書いてしまった・・・。
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Author:百おやじ
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 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
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