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評論というものは・・・

 
 10日に販売された月刊誌『VOICE』で「総力特集 期待を裏切った鳩山政権」という特集を組み、現政権批判が高まっている。こういった状況は評論の価値を必然的に高めているのが現状だ。

 私は経済に興味があるので経済評論をよく読むが、経済評論ははっきり言って玉石混同だ。一番ひどいのは危機を煽って自分の著作を売り込む「霊感商法に近いビジネス」を行う人間である。本人が本気で信じ込んでいる場合が多いので詐欺とは言えないのが始末が悪い。常に経済危機を語り、ハズレ続けた。今回の経済危機で下手な鉄砲も数打ちゃ当たる如く「たまたま当たった」だけだが、本人は「経済危機を見事に的中させた」と盛んに宣伝している(爆)。

 この人は「あてになる」「ダメだ」という明確に区別する方法があればいいが、残念ながらないし、ダメな人間が淘汰されることない。例えば、大学教授で博士号を持っていても、ダメな人は存在するのである。一番有名なのが竹中平蔵氏であろう。竹中氏は10年ほど前ITバブルをバブルと見抜けなかったし、大臣時代は不良債権処理で構造問題が解決できるということを本気で信じていた。「不良債権は、不況の結果であって原因ではない」という単純な論理が理解できなかったのである。そして竹中氏は学者・閣僚時代を含め過去自分の主張が間違っていたことを一切認めてない。

 淘汰されない一番の理由は、「どの程度予測が当たったか」という確率をマスコミを含めた人々は意識しないからである。数多くのハズレは人々の記憶から忘れられるが、たまたま当たったことは人々の記憶に残ってしまうのだ。面白い話だと、「クルーグマンのアジア経済危機的中」という誤解があった。ご存じのようにクルーグマンは2008にノーベル賞を受賞した一流の経済学者だが、アジアの通貨危機以前に「アジアの奇跡という幻想」という文章を掲載していた。そのタイトルによって何故かアジアの経済危機を的中させたと人々が勘違いしたのである。クルーグマン本人を含めきちんと本文を読んだ人ならそういった勘違いはしない。なぜならこの文章に通貨危機はおろか金融の話すら出てこないのだ(爆)。この文章は、当時の「アジアの成長は、新設備導入によるものが大部分であり、このままでは数十年レベルではその成長が徐々に低下する」ということを他人の論文を引用して書いた」というのが正しい理解だろう(詳しくはクルーグマン『良い経済学 悪い経済学』日経ビジネス人文庫に邦訳がある)。

 それに比べ外れた予想は山ほどあるが、私のような人の間違いをいちいち記憶するような暇人丸出しの性格でもない限り(笑)、日常に追われ忘れ去れるものなのである。

 「経済に詳しくない人にとっては有害な主張を淘汰されてくれ」と常に思っているが、トンデモ論者の新人がどんどん出てくるんだよね(苦笑)。 
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百おやじ

Author:百おやじ
 男性 仕事はあまりできないが多少の資格はある。
 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
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