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有害な提言ならない方がはるかにまし

 
 『経済財政白書』ネタの続きになります。ネット等で白書の評価を見ていると、必ずしも高い評価とはいかないようです。例えば、井堀利宏東大教授は毎日新聞の取材に対するコメントで「昨秋以降の景気後退や、格差の問題についての分析は非常に有益だが、その半面、白書は政治的に微妙な問題はすべて避けた感がある。」と総括してます(記事)。これは、このブログでもう書いたけど、政府の公式文章である以上個別の政策や日銀を批判するする文章は書きにくいという事情を考慮すべきです。まして夏に総選挙があることが予想されている状況ではなおさらでしょう。「格差の分析で「景気回復こそ最大の格差対策」とした記述にも、違和感がある。本当にそれで格差が解消されるのか、ほかに手段はないのか、もっと掘り下げるべきだ。」という意見には全然賛成できません。井堀教授に「景気回復以上の格差対策で何が考えられるのか」と逆に聞いてみたいです。

 もう1つ気になったのは「経済財政白書 物足りない回復への処方箋(7月25日付・読売社説)」というものです。こういった社説のタイトル自体私は反発してしまう。なぜなら、過去の白書で需要不足の経済で「構造回復なしに景気回復なし」といった的外れの提言がさんざん行われたからである。こういった提言を本気で信じてしまう純粋な人がいる以上、国による有害な提言ならない方がよっぽどいいのである。実際、確実に回復できる処方箋があれば、どの政府も苦労しないだろう。無い物ねだりをして批判するようなこの社説は、私は評価できない。「格差拡大や社会保障の疲弊は、構造改革路線に沿った収益偏重、効率至上主義にも責任がある。」というのも賛成できない。格差拡大や社会保障の疲弊の原因は、「失われた15年」のように本格的な景気回復がなかった結果であって、原因でないだろう。
 ただ「改革なくして成長なし」の副題を5年間掲げ、改革路線を後押しした過去の経済財政白書の総括も、そろそろ必要ではないか。」という最後の1文には賛成します。ただこれは政権交代できないと難しいかもしれません。
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百おやじ

Author:百おやじ
 男性 仕事はあまりできないが多少の資格はある。
 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
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