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クルーグマンの文才と誠実さに感動する

 
 いつもの如く遅れましたが、クルーグマン『危機突破の経済学』PHP(Voice select 新書)、2009の感想です。クルーグマン教授のインタビューから構成されてるとはいえ、本書は非常に読みやすい。
 この本を読むと分かることは、クルーグマン教授は単純な人物ではないことだ。例えば「インフレ・ターゲット論自体は適切な政策であるという主張は、他のマクロ経済の議論と同様に、十分正しい、揺るぎないものなのです。」(P62)としながらも「実際そのインフレターゲットをどうやって信用性があるものにできるか、ということは本当に難しい問題です。」(P62)とある。多くのリフレ派は困難であってもインフレ・ターゲットを行わない限り、経済の安定はあり得ないと思っているが、どうなんでしょう?
 その一方、クルーグマン教授は分からないことに関して「はっきり分からない」と言っている。ノーベル賞を受賞すれば、知らないことでもうまくごまかすという行動に出てもおかしくない。だが、「今後ドルが基準通貨でいられるかという大問題は世界中の関心事でしょうが、私はこの問題については、まだ頭の整理ができておりません。」(P74)とある。本当に誠実な人だ。

 世間には過激な発言をするクルーグマン教授が嫌いな人も当然いるだろう。だが、批判するにも批判する人の主張を理解しなければ、的外れにしかならない。教授を好き嫌いを別にしても、彼とリフレ派の考え方を理解するためには読むべき1冊であることは間違いない。
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百おやじ

Author:百おやじ
 男性 仕事はあまりできないが多少の資格はある。
 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
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