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清算主義者のTFP低下説はイデオロギー方便か

 
 すでに論理矛盾は明らかなんだが、なぜか最近清算主義者が元気だ。これはマクロ経済政策や構造改革主義が人気がない影響だろう。

 池田信夫氏のような清算主義の根拠1つは90年代以降TFP(全要素生産性)が低下しているというものだ。80年代以前から硬直的な規制や労働市場が存在していたのに、90年代以降TFPが急激に低下しそれがGDPに反映した理由を説明していない。そして90年後半と2000年代に多くの規制緩和が行われ、清算主義者の考えなら少しはTFPが上昇しているはずなのに、なぜかそれも主張していない。さらに今回の金融危機と円高により生産性の高い製造業から、生産性の低いサービス業ないし生産性ゼロの失業者の労働移動という、清算主義者が嫌う「逆シフト」がおきているのに、なぜかそれに対する主張を私は聞かない(それを認めたら清算主義の自己否定になるから当然か)。

 このように清算主義者のTFP低下説は自らの主張に対して一貫した説明すらできてないのである。結局、清算主義の「資本主義は淘汰される環境にすべき」というイデオロギー優先で、TFP低下説は清算主義を主張するための方便と考えるのは適切ではないか。清算主義者はリフレ派等他の主張を批判することに熱心だが、清算主義が正しいと証明しない限り、あまり意味がない。なぜなら論理上、リフレ派も清算主義も間違っていることを否定できないからだ。

 いつも書くことだが、「清算主義に進歩」という言葉はないのだろうか。 
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百おやじ

Author:百おやじ
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 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
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