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中谷氏の曖昧な転向

 
 2月11日読売新聞で中谷巌氏の主張が掲載されていた。中谷氏はコテコテの構造改革主義者だったが、最新の著書『資本主義はなぜ自壊したのか』集英社インターナショナル、2008で構造改革主義者であった自らを反省する内容で話題になった。私はまだ読んでないが、読売新聞の内容はなかなか興味深いものであった。

 この文章を読むと「中谷氏の主張の曖昧さは全然変わってないな」というものです。中谷氏は「当時の私は、グローバル資本主義を推進することが日本経済活性化の切り札になると信じていた。欧米流のグローバル・スタンダード」に合わせることが不可欠だ信じて疑わなかった」と書いている。この引用の中でも「グローバル資本主義」や「グローバル・スタンダード」といった曖昧な言葉が登場する。中谷氏は「欧米」と一括しているが、欧州でもイギリスと北欧では資本主義の形態は大きく異なる。これらの言葉は中谷ら多くの人が信じていた曖昧な概念でしかない。
その言葉を使うなとはいわないが、中谷氏なりの定義をして議論を進めるのがまともな学者の文章である。ただし、紙面の都合上それを望むのは気の毒ではあるが。中谷氏はその曖昧なグローバル資本主義の牙が世界経済に大きな傷を与えるというキーワードで話を進めていくのだ。

 中谷氏は『規制緩和という悪夢』文春新書、原書1995(ただし私は文庫版は未読)において、航空業界の規制緩和を例にして「新自由主義」が必ずしもバラ色の未来が保証されないことと、中谷氏の主張がいい加減であったことが批判されていた。だが中谷氏はこれら真摯な意見を聞く耳を持たす、アホな反論(中谷巌・伊藤隆敏「規制緩和は「悪夢」か「福音」か」『エコノミスト』1994年8月30日号、内容ひどさから私は、実際には中谷氏のみが書いたと考えている。)を行ったのである。「人の忠言に耳を貸すのはやはり重要である」とことを改めて実感した。中谷氏は私にとっての大切な反面教師である。
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百おやじ

Author:百おやじ
 男性 仕事はあまりできないが多少の資格はある。
 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
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