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金融政策なきデフレ議論を嗤う

 
 以前批判しておいて、内容を書かないと卑怯なので改めて書いておきます。

 『週刊ダイヤモンド』1月10日号の特集「デフレ再来」を購入し、読んでみた。各企業が値下げによる消耗戦を必死に行っている様子がよく書かれている。だが、特集の「Part 1 大変動を起こしたグローバル経済」に関しては失笑するしかなかった。なぜなら、第1に相対価格とデフレという一般価格(物価)の話が混同しているからだ。第2に物価を決定するのが各国の金融政策に大きく依存することを理解してないからである。もちろんこれらは経済学を理解していない人が陥る初歩的な間違いである。

 確かに日本では今後デフレが続くだろう。なぜなら日銀が物価上昇率0%を事実上の誘導目標しているというデフレターゲットを行っているからだ。物価上昇率0%は消費者物価指数の上方バイアスを考えれば、事実上デフレターゲットなのである。
 だが、FRBや欧州中央銀行をはじめ海外では公式に表明しているかいないかに関わらず、かなりの国が事実上のインフレターゲットが実施されている。1~2年の短期ならともかくグローバルデフレが長期的に続く可能性はほぼゼロだ。週刊ダイヤモンドには水野和夫氏のインタビューが掲載され、その見出しに「現実味を増した100年デフレ」(P35)と書かれている。水野氏のような「足し算のエコノミスト」は経済のグローバル化を主張するが、「欧米諸国がインフレなのになぜ日本だけがこれだけ長期のデフレが持続しているか」という素朴な疑問を説明できず、100年デフレなど到底信用などできない。

 このような特集は日本国内の相対価格の話なら良い特集なのに、なぜグローバルデフレという愚論を出してレベルを下げるのか、ダイヤモンドの編集方針がさっぱり理解できないのである。
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百おやじ

Author:百おやじ
 男性 仕事はあまりできないが多少の資格はある。
 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
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