三浦展『下流大学が日本を滅ぼす!』を読み終える(2)
前回の続きです。
最後に著者はネット大学の充実という提言をしているが、これもいただけない。私も日大通信でメディア授業を数科目受けたが、はっきり言って視聴する気力を保つのが大変である。一定時間講義にある程度集中できるのは、講師と受講している他の学生がいるという「勉強できる場の空気」があるからだ。現在のパソコンなら授業を視聴しながら仕事の書類を作成したり内職ができる。スクーリングやビデオでの講義視聴と比較してもメディアによる受講が一番誘惑が多いのである。
「いつでもどこでも学べる通信制大学」がお決まりの宣伝文句だが、日常に流されるので学ぶ気力を維持するのがいかに大変か(私の意思が弱いだけかもしれないが)を理解してないようである。著者は、これらのことを考えずに適当に言っているとしか思えない。
放送大学のように講師は一流でも、自著の教科書と同じ内容をただ説明しているだけだと、視聴する気すら起きない。なぜなら、ある程度理解できる科目だと教科書を何度も読む方が、時間が短縮でき効率的だからだ。これでは、教科書を読んでリポートの該当部分を精読しリポートを出して合格し、過去問を分析してヤマを張り科目修得試験に合格するという60年前からある通信制大学の効率的(邪道)な単位取得方法となんら変わらない。受験勉強のできる頭のいい人間ならこの程度すぐに実行するだろう。このような状況で著者が学生として必要だと主張する教養が身につくのだろうか?大いに疑問だ。
こんなふざけた著者が、学生にくだらない批評(確かにろくは意見がないかもしれないが)されるのと儲からないという理由から大学の非常任講師を蹴ってくれて本当にありがたいと思っている(笑)。どうせろくな講義してないのだろうから。
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最後に著者はネット大学の充実という提言をしているが、これもいただけない。私も日大通信でメディア授業を数科目受けたが、はっきり言って視聴する気力を保つのが大変である。一定時間講義にある程度集中できるのは、講師と受講している他の学生がいるという「勉強できる場の空気」があるからだ。現在のパソコンなら授業を視聴しながら仕事の書類を作成したり内職ができる。スクーリングやビデオでの講義視聴と比較してもメディアによる受講が一番誘惑が多いのである。
「いつでもどこでも学べる通信制大学」がお決まりの宣伝文句だが、日常に流されるので学ぶ気力を維持するのがいかに大変か(私の意思が弱いだけかもしれないが)を理解してないようである。著者は、これらのことを考えずに適当に言っているとしか思えない。
放送大学のように講師は一流でも、自著の教科書と同じ内容をただ説明しているだけだと、視聴する気すら起きない。なぜなら、ある程度理解できる科目だと教科書を何度も読む方が、時間が短縮でき効率的だからだ。これでは、教科書を読んでリポートの該当部分を精読しリポートを出して合格し、過去問を分析してヤマを張り科目修得試験に合格するという60年前からある通信制大学の効率的(邪道)な単位取得方法となんら変わらない。受験勉強のできる頭のいい人間ならこの程度すぐに実行するだろう。このような状況で著者が学生として必要だと主張する教養が身につくのだろうか?大いに疑問だ。
こんなふざけた著者が、学生にくだらない批評(確かにろくは意見がないかもしれないが)されるのと儲からないという理由から大学の非常任講師を蹴ってくれて本当にありがたいと思っている(笑)。どうせろくな講義してないのだろうから。
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