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三浦展『下流大学が日本を滅ぼす!』を読み終える(1)

 
 ネタで購入したのだけど、この本の内容は本当にひどい。ちなみにタイトルにある下流大学とは、「大学全入時代を迎え、学ぶ意欲や向学心低い大学が増えているのだ。本書はそうした若者を生む大学を”下流大学”と呼ぶ」(P3)と定義している。学ぶ意欲や向学心の低いということをどうやって適切に評価するかという問題に加え、東大でも少数ながら受験戦争に燃え尽きて大学入学後学ぶ意欲が失われたり向学心の低い学生はいるはずだ。割合の定義がないので、著者の定義だとすべての大学が「下流大学」になり、下流大学でない大学と区別する意味がない。本文最初から論理が破綻している(爆)。

 本書で書かれている内容のほどんどは事実であろう。著者の口の悪さはわざと(あるいは読者が反感あるのが分からない本当のバカ?)だろうが、問題は著者の論理性だ。著者は「自分の保身のためにバカでも入学させているのだから、バカをバカでなくするように教えるのが入学させた大学の義務だと思うけどね。」(P32)と言っている。確かにその通りだが、18歳になっている者に矯正?させるは酷である。本書の大学教授の証言とされる多くが「指導してもどうにもならない学生の話が大部分を占めている」にかかわらずだ。

 これらの問題は、本来大学生になるべきでない人を大学から追放したり入学を制限すれば解決するような話ではない。追放や入学させないをしたところで、彼らが消えてなくなる訳もなく最終学歴が高卒か中卒になって社会に出るだけである。実施したところで、単に既存の大卒者が「大学のレベルが下がらずに良かった」と思う効果しかない。
 こういった話を聞いて「低生産性産業に従事する労働者を淘汰すれば消えてなくなる」ような主張をする清算主義者のことを思い出しつい笑ってしまった。将来性のある高生産性産業に転職できれば、無理に淘汰させなくても転職しているはずであり、下手に淘汰させると長期的な失業者が増え一国前提の効率性は逆に低下する。これらのことに清算主義者は考えが及ばない。
 もちろん、これらの問題が解決できるのならば、とうの昔に解決しているはずだ。

 まだ書きたいことが残っているが、長くなるので次回に続く。 
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百おやじ

Author:百おやじ
 男性 仕事はあまりできないが多少の資格はある。
 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
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