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「VOICE」 2008年10月号(1) 竹中氏の構造改革の意味が分からぬ

 
 「VOICE」 2008年10月号を購入しました。その理由は、竹中平蔵・野口悠紀雄・原田泰・若田部昌澄・高橋洋一の各氏という注目すべき人物の文章が読めるからだ。

 全ての論者を一気に書く時間がないので、小出しにして文章に対する感想を書きたいと思います。第1回は、竹中平蔵「補正予算を国民は望むか」です。

 竹中氏は郵政選挙の経験から「民意は政治(リーダー)によってつくられる」(P30)と主張する。竹中氏が言うように、選挙以前には郵政民営化国民が重大な関心がある政策ではなかったし、郵政民営化の是非に関する適切な情報が国民に伝わっていかかった。それでも郵政民営化に対する並々ならぬ覚悟が大勝利に導いたのある。この主張は全面的に同意できる。私は選挙は冷静な目で投票しろと言いたいが・・・。

 その一方竹中氏の構造改革論は意味不明だ。「いま日本経済に起こっていることは、非常に困難である。まず国内の構造改革のモメンタル(勢い)が低下し、中長期の期待成長率が低下した。」(P31)という文章である。構造改革で中長期の期待成長率が上下するとは考えられない。この文章の後に書かれている規制緩和は小泉政権以前から行われていたがさほどの影響はなかったし、小泉政権の構造改革で行われた道路公団や郵政公社を株式会社化しただけでは日本全体の期待成長率が上昇するとは考えにくい。そもそも「構造改革の勢い」とやらをどうやって定量的に評価するのだろうか?そうでないと「それは竹中先生の単なる印象でしかありません」と言われたらまともな反論できません(笑)。
 ちなみに本論の結論は、「一時的な財政支出拡大で、今の困難を克服することはありえない」(P31)という当然なもの。もちろん竹中氏の曖昧な構造改革論では今の困難を克服することなど不可能だ(笑)と、私は思います。

 元閣僚・元参議院議員とはいえ、経済よりも政治の方が的確な指摘をしているのでは、経済の大学教員を長くやっている実績から考えれば、情けないかぎりである。
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百おやじ

Author:百おやじ
 男性 仕事はあまりできないが多少の資格はある。
 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
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