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通教に入学までの歩み (4)近代経済学を再評価した経済学者 その1

 
 昨日「中国発デフレ(笑)」など古い話を書きましたので、久しぶりに日大通信入学を決意するまでの話を書いてみます。
 その1で書いたように近代経済学に不満だった私ですが、経済学毛嫌いを克服するきっかけを与えてくれた経済学者の一人が小野善康教授です。
 小野善康『景気と経済政策』岩波新書、1998を読みましたが、当時の私にとっては実に勉強になりました。この本で強調されてることは、国と個人や企業と異なる原理で動いていることだ。私が一番好きな言葉は「企業は社員を解雇できるが、国は国民を解雇できない」(小野善康『誤解だらけの構造改革』日本経済新聞社、2001、P65)という言葉である。このように国と企業が異なる論理で動いているのだから、経済学を学ばない限り国の原理は理解できないと考えるようになったのである。

 小野教授が『誤解だらけの構造改革』でインフレ・ターゲットに反対し、私の考えがリフレ派に転向したことで小野教授の評価は低下した。小野教授はバブルで失った1,000兆円にも匹敵する規模で金融緩和しなければならないが、現実にそんな巨額の金融緩和はできない」(『前掲書』P169)と主張している。一方リフレ派は、過去のデフレ脱却の経験からデフレ期待を解消する(その手段がインフレ・ターゲットや国債の大量買い取りによる非伝統的金融政策)ば良いと主張する。私が知る限り小野教授の著作で歴史に関して言及している部分はない。リフレ派の主張が説得力を持つのは、経済史を熟知しているからであり、歴史から積極的に学ぼうとしない小野教授の認識の差が生まれてきたと、私は思っている。
 また小野教授は不況回復のために新産業創造を主張しているが、日本の産業政策の歴史を知れば、政府による新産業創造がいかに無駄な行為かが分かるはずである。

 この文章を書いていて「歴史から大事なことを学ばなければならない」と思いました。
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百おやじ

Author:百おやじ
 男性 仕事はあまりできないが多少の資格はある。
 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
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