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トンデモ経済本に関する雑文

 
 今回も昨日のTLに流れた話を長く書いてみます。

 経済に興味を持つ人間にとって無視できないのが、経済トンデモ本である。そして経済トンデモ本は売れる本が多いのである(苦笑)。

 その理由の1つは、「内容が分かりやすいものが多い」からである。著者が経済に関して詳しくことが多いので、経済理論を用いるなど分かりにくく書くことが難しいのである(笑)。だが、著者の論理力不足のため、「著者独自の用語を使用しているのに定義や用語の説明がない」(すなわち読者は何を言っているか分からない)、そして他の部分との論理矛盾が生じてしまうのである。だから、私のように論理性をある程度追って読んでいくと、訳が分からなくなり、非常に読みにくい場合が多い。逆に文章の上手いエコノミストの文章は難解なことが書いてあっても、読みやすいのだ。そして読み返してみると、文章の奥深さに感動してしまうこともしばしばである。

 もう1つの理由は、経済学を全然知らない人が感じる既存の経済学に対する不満を代弁してくれるからである。一般の方々は「経済学なんか難解で役に立たない」と思っているが、それをトンデモ本の著者が代弁してくれる、しかも「分かりやすい新たな答えを用意してくれる」ように見えるからである(笑)。
 そもそも経済学をまともに理解してないのに「既存の経済学が間違っていると断言できるの」はなぜなのだろうか?どう考えてもおかしいのである。そして「それらの疑問がなぜ今まで指摘されずに放置されたのか」を考えてないのである。その理由は、「経済学をよく理解してない人が陥るよくある誤解である」ことが非常に多い。

 そしてトンデモ本経済本の著者は、「新しい経済学の構築」を試みるが、私のような経済学マニア?のレベルでも現実離れした上、論理的にも間違った内容なのだ。トンデモ経済本の著者は、過去のトンデモ経済本を勉強してないので、過去同じような主張がされていることを知らない。経済学マニア?レベルでも、同じ内容を批判した過去の文章を引用すれば済む話が多かったりする。著者は、自分が過去にない素晴らしいことを発見したと思っているが、実はオリジナルの主張では全然ないのである。

 今年のトンデモ経済本大賞は、売り上げの面からすると、藻谷氏の『デフレの正体』であろう。今まで書いた全ての点に該当し、本も売れて、話題になったからである(笑)。

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百おやじ

Author:百おやじ
 男性 仕事はあまりできないが多少の資格はある。
 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
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