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給料を上げれば、円高デフレが解消するという珍説

 
 日本共産党の経済政策に関して検索したら、志位共産党委員長トンデモない発言を見つけて呆れてしまった。
  円高、デフレから脱却する道も、処方せんは同じです。働く人の収入を引き上げ、内需を活発にする。そのことによって、デフレや円高から脱却していく。これが大事だと思います。
 日本共産党の立場からすれば、「大企業は儲かっているから、もっと賃上げしろ」ということでしょう。だが、日本の大部分は中小企業です。赤字の中小企業に「円高デフレ脱却や労働者の生活支援のために賃上げしろ」って言えますかね。そんな無理を続ければ、企業はあっという間に潰れて、労働者は路頭に迷います。さらに現状ならは、将来性のある新卒の就職活動さえ大変なのに次の就職先が見つかりません。
 例えば民主党みたいに「最低賃金1,000円」にするということを考えられますが、現状では企業の方が存続出来ないでしょうし、「法令なんかクソ食らえ」と考えているとしか思えないブラック企業は絶対に守らないでしょう。この手に関して共産党さんは「守らせればいい」と簡単に言うけど、その監視コストが大変なんだよ。例えば、各企業に労働基準監督官を常駐させたら、どれだけ歳出が増えるのでしょうね。そして増税は避けられないと思います。

 こう考えると、「共産党は誰のための政党なのか?」と疑いたくなります。30億以上あるという現在のデフレギャップを埋めるには、物価を変更せずに賃金だけを上げるのは無理です。物価を上昇させるなら強制的に賃上げさえるよりも、金融政策で行ったほうが、はるかに容易で確実ということになります。

 次に円高ですが、上の引用だけを読むと意味不明ですよね。別な部分を引用すると、
 円高については、一部の輸出大企業が、労働者や中小企業を犠牲にして、コスト削減を徹底的にすすめ、突出した「国際競争力」をつけて大量の輸出をやる。これが「円高体質」をつくっている根源だと思います。
 はっきり言って120%間違っています(笑)。まず、「これほどの急激な円高になるようなコスト削減とは何か。そんな画期的な方法があるならば、なぜ誰も知らないのか」と質問したら、まともに答えられないでしょう。国際競争力の上昇原因についても同様です。国際競争力というのは、経済理論の裏付けのない測定不能な単なるイメージです。この説明だと、「輸出産業の経営努力を怠れば円安になる」ってことだけど、真面目な共産党さんはこの意見に賛同されるとは思えません。
 日本の円高が進んだのは、日本が金融緩和を行わず、海外が不況対策のために金融緩和を行っているので、円が貴重になり円の価値が上がった、という金融政策の結果です。こんなことも分からないのか。

 こんなこと書いていると、「日本共産党の金融や貨幣認識って、マルクスが生きていた金本位制の時代から進歩しているのでしょうか?」とも思ってしまいます。「インフレは悪だ」という庶民感覚から脱却できない支持者相手には大変かも知れませんが、それを克服しないと支持者も増えないでしょう。これは既存政党共通の課題だと理解してますが。

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百おやじ

Author:百おやじ
 男性 仕事はあまりできないが多少の資格はある。
 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
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