FC2ブログ
 
 
 
 
 

キャリア教育の義務化は余計なお世話では?

 
 今日も教育関連のネタです。
 全大学にキャリア教育義務づけ、11年春から

 大学生の就職内定率が就職氷河期以来の落ち込みを記録するなか、全国の大学、短大に、キャリア教育が義務づけられることになった。文部科学省が大学生の「就業力」向上5か年計画の柱として行う。4月以降、先進事例を集めて各大学に周知し、2011年春から正式導入する。
 キャリア教育とは、社会的・職業的自立に向け、必要な知識、技能、態度をはぐくむ教育のこと。同省は、全国約800の大学と約400の短大に対して、こうした教育をカリキュラムに盛り込むよう求める。
 具体的には、コミュニケーション能力や情報技術(IT)など社会人として必要な力について、どの授業でどう伸ばすかを全授業について示す東京女学館大の取り組みや、1年生から将来の進路を考えるカリキュラムを設ける目白大の例などを想定している。(読売新聞
 文科省の今回の決定に関して理解に苦しむ。内定率の低下は、就職希望の学生に対して企業の求人が少ないのが原因である。キャリア教育が充実している個別の大学の就職率は上がる。だが、求人が少ない以上、大学全体の内定率が上がる訳ではない。これらは典型的な合成の誤謬(ごびゅう)の話だが、文科省はそのことが分かっているのだろうか?

 そしてキャリア教育を追求してしまうと専門学校化が進んでしまい、建前上大学に求められている教育がおろそかにされることも懸念される。私は、資格予備校と同様の授業を行い文科省から改善勧告を受けたLEC大学のことを思い出してしまうのだ。その理由は、LEC大学の学部が「キャリア開発学部」だからです。この改善勧告の件で過度の専門学校化に関しては各大学注意しているだろう。しかもLEC大学自体も経営上うまく行かずに、募集停止で自然消滅する予定である(会計大学院は存続するようだが)。行き過ぎたキャリア教育は慎むべきであろう。

 いずれにしろ、就職率は大学の学生募集に影響する数値である。大学全入目前という大学の生き残りが大変なこの時代なんだから、文科省が放置してもキャリア教育は進んでいく。なのに今回の義務化は「余計なお世話ではないか」というのが、私の結論である。本当のところは、文科省が「就職にも力を入れています」というアピールをしたいがために、義務化しただけだろう。それでも押しつけられる大学にとっては迷惑な話である。

スポンサーサイト



 
 
 
 
 
 
プロフィール
 

百おやじ

Author:百おやじ
 男性 仕事はあまりできないが多少の資格はある。
 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
天気予報
 
 
 
 
 
 
 
コスプレ時計コスタイム
 
 
 
 
 
 
 
カレンダー(月別)
 
02 ≪│2010/03│≫ 04
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
過去ログ v Co リバース
 

Plug-in byまる。hi

 
 
 
 
 
 
CATEGORY+PC
 
 
 
 
 
 
 
リンク Twitter関連
 
 
 
 
 
 
 
リンク 経済関係
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ブログ検索
 
 
 
 
 
 
 
当ブログのバナー