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現状認識の甘さだけが目立った「菅vs竹中論争」

 
 【菅vs竹中論争】(1)(2)(3)(4)をとりあえず読んだ。読んだ感想としては、両者とも「現状認識が甘いな」というものである。

 竹中氏が「経済成長に供給側の改善が必要」というのは理解できる。だが需要不足でそれを放置状態でのサプライサイド強化は、「38度の高熱時に寒空に出て乾布摩擦をするようなもの」としか思えない。まずは需要不足という高熱を治すのが先決である。竹中氏は閣僚・政治家経験者なのに経済政策の優先順位を間違えている。ここでも「竹中氏はサプライサイドの強化が需要側の強化にもつながる」という持論を展開しているが、小泉政権を含めてそんな証拠はどこにもない。小泉政権で景気が良くなったのは、外需の拡大と円高防止からはじまった大規模な金融緩和が原因だ。決して構造改革の成果が出た訳ではない。

 その一方菅副総理は、需要不足の問題を重視する。その克服は、菅氏の主張する成長戦略でなくマクロ経済政策である。現時点で概要のみが決まっている第2次補正予算や日銀の金融緩和では需要不足を克服するにはきわめて不十分だが、両者ともその認識はなさそうだ。菅氏は立場自らが参加した補正予算の効果を疑問視する発言はできないが、野に下って自由な立場になった竹中氏は指摘すべきであろう。

 菅副総理の発言として、一番笑えるのは実現可能性皆無の夢を捨て切れてないことだ。「1兆円でやっぱり11兆円ぐらい生み出すような知恵があるはずだ。」という発言が象徴する。私もそうだが「そんな政策があれば、今回の金融危機でどの国の政策担当者も苦労しないよ」と思っているはずだ。旧通産省の産業政策以来成長戦略は成功してない。他の分野は私には分からぬが、少なくても経済に関しては「成長戦略などという実現不可能な夢を捨てろ」と言いたい。対して竹中氏は、「私が大臣だった時代には成長戦略は作ってない。成長戦略を作った太田・与謝野両元経済財政担当大臣に聞いてみてくれ」という発言は意外であった。

 「菅氏と竹中氏の意見をうまくブレンドすれば、いい経済政策ができるのに・・・」とふと思ってしまった。

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百おやじ

Author:百おやじ
 男性 仕事はあまりできないが多少の資格はある。
 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
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