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池田信夫『希望を捨てる勇気』を購入した理由

 
 以前、池田信夫『希望を捨てる勇気』を購入したと書きましたが、「なぜこんな本を買ったの?」と思う人もいるでしょう。その理由は、この一文を読んだからです。
 明日は今日より良くなるという希望を捨てる勇気を持ち、足を知れば、長期停滞も意外に住みよいかもしれない。幸か不幸か、若者はそれを学び始めているようにみえる。(IVページ)
 「長期停滞が意外に住みやすい?」だと冗談言うな。池田氏は「日本人の所得は、国際的にみれば高い。「ワーキングプア」の年収が200万でも、中国の平均年収の5倍だ。」(IIページ)と書いているが、いくら中国の平均年収の5倍でも日本は物価が高いので日本国内で生活すれば非常に貧しいのだ。池田氏はそのことが理解できないようで先程の引用の後、「それなのに日本の自殺者は11年連続で3万人を超え、終戦後の混乱気を上回る。」(同頁)というトンチンカンなことを書いている。
 池田氏自身が、研究費を除いて年間200万円で住みやすい生活ができるかどうか実際にやってみればすぐに分かる。少なくても池田氏のように東京近郊の一戸建てには住宅ローンや家賃が払われないのでとても住めません(笑)。ちなみになぜ池田氏が一戸建てに住んでいる(いた?)かを知っているのは、憶えている方もいると思いますが、某元農水大臣に関する政治資金の疑惑の時に事務所とされていた秘書の家の隣が池田氏の自宅だったのです。池田氏が自宅から出てきたのを私テレビでしっかり見てました(笑)。もちろんどこに住んでいるかは知りませんが。
 池田氏は経済学をまともに知らないだけでなく、実際の経済感覚もないようです(爆)。

 この本を読んでいて意外に思っていたのは、元派遣村村長の湯浅誠氏を好意的に評価していることだ。だが、湯浅氏は間違いなく池田氏を評価してないだろう。私がそう思う湯浅氏の言葉を引用してみよう。
 竹中平蔵は「雇用を流動化したから失業がこの程度で済んでいるんだ」という言い方を好みますが、そこには生きていけるかどうかが入っていない。食える失業と食えない非正規労働者だったら、どっちがいいのか。こういうことも含めて考えなければいけない。でも、彼らは労働を収入の面でしか考えてないから、単純な失業よりは非正規労働のほうがいいという話になってしまう。(芹沢一也・萩上チキ編『経済成長って何で必要なんだろう』光文社、2009、P184)
 引用文は竹中平蔵氏に対する批判だが、池田氏にもそのまま該当することが分かって頂けると思う。池田氏が湯浅氏を好意的に評価している理由は、単に自分が批判の対象であることに気がついてないのだろう(笑)。

 この本文句言いたいことがまだまだあるが、長くなるので今回はここまでにします。

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百おやじ

Author:百おやじ
 男性 仕事はあまりできないが多少の資格はある。
 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
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