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政府の緊急雇用対策は予想通りの不出来です

 
 先週金曜日に政府は緊急雇用対策を公表した(記事)が、予想通りの不出来だった。従来の雇用対策を超える内容がないか、提案がトンデモなものが多数を占めた。

 例えば、ハローワークに今までの職業相談に加えて生活支援の相談や空いた社宅・公営住宅の斡旋などのワンストップサービス化だ。交通費捻出が大変な失業者にとってハローワークでのワンストップサービスが実現できることは悪い話ではない。問題は、ワンストップサービスの適切な実施が難しいことだ。現在の職業相談や就職斡旋だけでも大変な仕事だと思われる。先日のNHK「そりゃあんまりだ! 第3回 どうにかして働く場」で研修をろく受けずに配属されるハローワークの非正規相談員の話が放送されたのだ。今までの業務さえ熟知していない職員がいる現状でその上やったこともない生活支援や住宅の斡旋までさせようとするなど考えられない。ハローワークを管轄する市町村の担当職員が応援で来てくれるのがベストだが、地方財政が厳しく人手不足の現状では応援を望めない。支援策を作っている人達はそこまで考えているのだろうか?

 もう1つのトンデモは就職先を増やそうとする産業に関してだ。介護分野の人手不足はよく知られているが、人が増えない理由は、増やしても満足できる給料を支払う余裕がないからだ。農業も他人に給料を支払う余裕などなく、事業者自身が農業以外に働いて収入を得ているのが大多数だ。そのような産業で雇用を伸ばすのは無理がありすぎる。この点についても支援策を作っている人達は認識不足としか思えないし、これらの産業が未来の成長産業とは、現状ではギャグにしか思えない。本当に未来の成長産業と人々が思っているなら、かつてのIT分野のように先を争って参入するだろう。

 対策では「年内に5万人分の職業訓練の枠を確保」とある。確かに職業訓練も必要だ。でも職業訓練をしてもこの不景気ではどれほどの人を救うことになるのだろうか・・・。

 残念ながら、この雇用対策はあまり役に立たない痛み止めしかならないだろう。「政府は今回の対策による雇用創出効果を10万人(年度末まで)と試算したが、わが国の労働力人口は6000万人を超える。仮に10万人の失業者が職に就けたとしても、単純計算で失業率の改善効果は0.1~0.2%程度にとどまる。」(記事)という。

 新政権の雇用対策がこれでネタ切れになるのだろうか。今試されている。

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百おやじ

Author:百おやじ
 男性 仕事はあまりできないが多少の資格はある。
 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
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