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副題に偽りあり

 
 来年に持ち越すのは、気分が悪いのでこれで終わらせます。それは、野口悠紀雄『円安バブル崩壊―金融緩和政策の大失敗』書評の続きです。

 この本の副題が「金融緩和政策の大失敗」とあるが、私には意味が分からない。確かに金融政策に関していろいろ批判(といってもリフレ派に反論済なものばかりだが)している。この本では金融緩和政策によって、景気が一応回復して認めている。確かに野口氏の言う古い産業構造が残っている(私は賛成できない)が、それも現実の構造改革とされ実施された政策も「古い産業構造を残す」なる点では同じだ。現実の構造改革なる政策を「インチキ」として批判する野口氏の姿勢は評価している。むしろ小泉政権の産業再生機構のように政府が積極的に潰れそうな大企業を救済していた点では、構造改革なるものの方が悪質である。

 これらの点を考えると、一応景気回復を可能とした金融緩和政策と後ろ向きで景気回復には何ら関与しなかった構造改革と、どちらがよりましな政策かを比較したら、明らかに金融緩和政策に軍配を上げるしかないだろう。金融緩和政策の一応成功したことを書いているのに、なぜ「金融緩和政策の大失敗」になるのだろうか?結局野口氏は、自分が何を主張していたかよく分かってないようである(笑)。

 今年は不況によって多くの人が不幸になったが、構造改革主義者や清算主義者にとっても最悪な一年であったと言えよう。欧米の不況対策に行われた政策が、典型的なマクロ経済政策で構造改革主義など相手にされなかったのである。さらにリーマンショックによって、自己責任意識が強い?アメリカでも清算主義が急速にしぼんでしまった。ビッグ3の救済問題など「不況は構造改革を遅らせる」というリフレ派が以前から主張していたことが正しいことが確認されたのである。

 多くの構造改革主義者や清算主義者は、学習能力がないので、来年も主張するだろうけど(笑)。

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百おやじ

Author:百おやじ
 男性 仕事はあまりできないが多少の資格はある。
 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
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