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日経新聞、矢野眞和「授業料下げ大学進学増を」を読む

 
 昨日の日経新聞の記事、矢野眞和「授業料下げ大学進学増を」を興味深く読みました。文章をネット上で見つけられなかったので、私なりに要約してみます。引用が結構多くなりましたが、もし矢野先生が見ていたらご容赦下さい。
 大学全入時代といわれているが、大学に進学する者は高校卒業者の約半数にすぎない。その理由は、最近の私立大学年間授業料は平均月収の二倍を超すなど学費が高すぎるという経済的理由で進学を断念している人が多いからだ。次世代を担う若者のために、彼らの学ぶ機会をより多く広げることが、日本の未来への公共投資であり、大人世代のなすべき責任である。現在財政難だが、皆が0.5%の消費税(1.1兆円)を出し合えば大学の授業料を半額にすることができる。それはガソリン1Lあたり10円分の税額にも満たない。未来の公共投資は、教育なのか道路なのか。制度論だけではなく、政策論を大いに活性化してほしい。
 私はこの意見に大賛成である。確かに新聞奨学生や通信制大学など働きながら学費を稼ぐ方法もあるが、理系だと通信制での学習は困難な学問も多いし、実験などの拘束時間が多く働く時間を確保するのも大変だ(と知ったかぶりで書いてみる)。苦労して理系の大学を卒業しても、学費等と在学中働けば得られたはずの収入分を回収するのが難しい職業も多い。これでは社会的に必要なのに、なり手がいなくなってしまう。大学側ももう少し努力(それでも全入時代になって大分改善されいるはずだ)すべきだが、こういった税金を検討してもいい時期になっていると思う。教育の成果というものは道路と違って目に見えるものでも、短期間で評価できるものでもない。このような補助金導入はやはり難しいでしょうね。


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百おやじ

Author:百おやじ
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 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
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