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渡辺仁『起業のワナ』を読む

 
 渡辺仁『起業のワナ』日本実業出版社、2008を衝動買いしました。この本を購入した理由は、以前買った同じ著者の『起業バカ』を高く評価したからです。
 失敗した起業家達を取材(著者の経験を含む)した内容に関してほとんど異議はない。私が気になるの「新規開業企業と廃業企業の推移」(P64上図)である。ちなみに元データーは、『中小企業白書』2007年度版にある1-2-3図である(Excelファイル)。
 本書では「現在はモノマネ商売が多いシロウト起業家「大失敗の時代」」(P63~65)となっているが、これは間違いだ。1-2-3図を見ると分かるが、廃業率はさほど変化しておらず逆に開業率の低下が目立つ。もし著者の考えが正しければ、バブル崩壊により終身雇用制なるものが崩壊した後に開業率と廃業率が同じく上昇しているだろう。なぜ自分の意見を否定するデーターを載せるのか理解に苦しむ。
 昔の方が起業家の意識も高かったかも知れないが、昔は創業支援は行われていないし、資金を銀行から借り入れるにしろ利子も高く今以上に企業のハードルは高いはずである。さらにフランチャイルズもなく「モノマネをしたくてもなかなか情報がなかった」という解釈もできる。結局昔も潰れた企業は多くあったが、開業する企業も多かったので、目立たなかっただけであろう。この本が好きであるためにこのような批判をしなくてはならないのは残念である。

 私は起業をする気も能力もない。シロウト起業家は周囲に迷惑でも起業はしてくれないと社会的に困る。廃業だけされて企業数が減ると雇ってくれる場所がなくなるからだ。誰も雇ってくれないならば、自分が能力不足であると自覚してもばくちを打つように起業するかホームレスになるしか選択肢はない。


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百おやじ

Author:百おやじ
 男性 仕事はあまりできないが多少の資格はある。
 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
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