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『週間 東洋経済』 特集「経済学ってこんなにおもしろい」を読む(1)

 
 一昨日、ある程度大きな本屋に行って『経済セミナー』を探したが、見つからず。『週間 東洋経済』12月15日号 特集「経済学ってこんなにおもしろい」も興味があったので購入しました。

 内容は行動経済学の業績などを紹介したもの。行動経済学入門書を読んでいる私にはお馴染みのものだが、経済学=初学者向けの教科書に出てくる効用価値説しかイメージのない人には新鮮な印象を受けただろう。このような内容が一般向けの経済雑誌に出たことは、経済学にとってよい影響を与えることでしょう。

 経済理論の監修者に野口悠紀雄氏が出てきたので、彼が日本経済で主張している清算主義は、1930年代以前から主張されている陳腐なトンデモ論だから、それはないだろう。多分、専門の金融工学について監修しているのだろうと思って読んでみたら、監修した内容が「銀座のコーヒーはなぜ高いか。」(P43)という近年の経済理論と無縁と思われるもの。ちなみに、その答えは「高いコーヒーでも飲みたい人が多い(需要がある)」からです。いくら高い値段設定をしても売れなければ、そのお店は潰れるはずです。

 金融工学について書かれていないかなと思い読み進めると、金融工学について小幡績慶應大学准教授が、P63に書いています。
 金融工学では、バブルが起こることは想定されていない。だが、新しい投資商品が生まれれば、真っ先に投資した人は大儲けし、それにつられて投資に殺到するから、バブルは必ず起こる(また、そのバブルは儲かるチャンスがある)。

 コラムにはさらに野口氏を刺激することが書いてあります。


 金融工学の誤り 経済学キーワード16
 金融工学は高度な数学を駆使し、デリバティブズ(金融派生商品)などの金融商品は生んできた。
(中略)「すべてのリスクとリターンの確率分布を把握しコントロールできる」という前提だが、個人が集まり群衆となったときの行動は予想できず、必ず想定外の事態が生じる。1998年のLTCMの破綻はその典型例。

 「銀座のコーヒー~」なんかを監修させた上、同じ特集記事で自分の専門分野を否定にされたて野口悠紀雄氏は、この雑誌を読んでどう思っているのでしょう。そして編集者は、野口氏がこうような編集をしてどのように思われるか考えていたのでしょうか(まさか、野口氏の専門を知らないというオチないよね)?

 人のことを言える立場にありませんが、東洋経済さん、かなり失礼です。


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百おやじ

Author:百おやじ
 男性 仕事はあまりできないが多少の資格はある。
 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
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