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IT化は企業競争を促進したか

 
 先日の書評に関して、松尾先生からコメントを頂いて、なかなか返事を書けない状況が続いていました。
私が松尾先生の論旨を誤解していたのに関わらず、本当に申し訳ありません。
 「20世紀末期になって以降、ME化、IT革命、グローバル化といった条件によって、近年のジャーナリズムに「大競争(メガコンペンション)」と呼ばれている状況になっていた。」(P298:原文は括弧内ルビ使用)という松尾先生の論文から引用した部分について

 拙稿では「大競争」もこのような経済学的「競争」の意味に使っており、ご指摘の文章の文脈では、「大競争」の結果、経済学的発想が現実に妥当しやすい時代がやってきたということが論旨になります。というコメントを頂いた。

 確かにIT革命はネット通販など創業をするのに有効な道具であることは間違いない。しかし「グローバル化・IT化されたからと言って競争が促進やすくなり、経済学的発想が通用する」というのは短絡的な考えではないだろうか。

 私の知識では海外まで及ばないので日本国内のみに限定されてしまうが、私の印象では「日本の近年の状況では競争が促進しているところが、むしろ寡占状態が進んでいる」と思っている。 
 私が寡占化が進んでいると考える大きな理由は、90年代から「廃業率が開業率を上回る状況が続いている。この状況は「失われた15年」と呼ばれる長期不況によるものだと私も思っていた。日銀の金融緩和の影響により景気が回復しているが、現状では開業率が上昇しているがまだ廃業率を上回るまでいっていない中小企業白書)。これらの調査は開業した企業の実態を調査することが難しいなどの問題があるし、廃業の多くは高齢者の経営者が引退する例が多いとされる。しかし企業数が減少することで競争が活発になるとは考えにくい。
 さらに報道に出てくる最近の大企業は、経営統合・資本提携・不採算部門の撤退の話が多く、競争が促進しそうな話はなかなか出てこない。少額で出資可能な産業なら新規参入により競争が維持する可能性があるが、大資本が必要な産業で競争制限につながるような話が多く報道されることは市場原理による資源配分が阻害される場合が多くなり経済的に重大な問題であると考えている。

 このような問題意識がありますが、私の頭では「どのようにすれば改善すればいいのか」全然分かりません(笑)し、いろいろ考えましたがこれ以上の内容を書くのもどうやら無理なようです。


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百おやじ

Author:百おやじ
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 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
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