森永卓郎「ネットカフェ難民がスラムをつくる日」に関して

 
 このブログで「ネットカフェ難民に関する実態報告」に関することを書いたが、同じ報告書から森永卓郎「ネットカフェ難民がスラムをつくる日」を公開した。興味深く拝見したが、この文章に対する感想を書いてみたいと思います。
 内容のほとんどは同意できるが、「ちょっと意見が違うな」と思うのは最後の部分です。
 
 厚生労働省も事態を重くみて、ネットカフェ難民が金をためられるように、資金管理の支援をするという。だが、それよりも大切なことは、彼らが住む場所を得られるようにアパートを借りる資金を融資することではないだろうか。

 ネットカフェ難民はニートやホームレスとは違い、ある程度の仕事の能力を持ち、仕事をしたいと思っている人が多い。いったん家を借りさえすれば、毎日の生活をするだけの金は稼げるのだ。

 彼らは働きたがっている。要は、住所さえ確保すればなんとかなる話なのだ。言ってみれば金で済む話なので、ニートやホームレス対策よりはるかに解決は簡単なのである。

引用元、ゴシック体:引用者)
 私は単純に金で済む話だとは思えない。ネットカフェ難民は、家賃が支払えなくてネットカフェ難民になる場合が多いと考えれられるで、日雇いではなく家賃を支払った上で生活できる「定職」につく必要があるからだ。実態報告書によるとネットカフェ難民の平均月収は約10万円である。これでは、無償に近い家賃で一定期間公営住宅に入居できても収入上住み続けることは難しいだろう。
 確かに住所がないと就職活動は難しい。しかし、きちんとした収入がないと逆戻りである。ネットカフェ難民対策は、住居確保+定住できる収入のある職場確保だと、私は考える。そうなると職業訓練などが不可欠だが、日々の生活で精一杯で訓練参加は簡単にはいかないだろう。実態調査は何故か「職歴・技能が不十分」という解答が意外に低い(東京19.2%:非正規労働者19.9%:大阪7.2%)。「履歴書に書く住所がない」(東京40.2%:非正規労働者46.6%:大阪53.7%)という職歴・技能以前の問題で就職できないからだろう。

 やはり、ワーキングプア解決は簡単ではない。


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 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
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