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経済学を学ぶ意味

 
 昨日PCネタで中断した藤井厳喜『総下流時代』書評の続きです。この本ではワーキングプア問題や財政破綻とかグローバル化など経済問題も語られている。でも著者の認識は直感によるもので財政学や国際経済学などを学んだ形跡は見られない。
 財政学や国際経済学みたいな面倒くさいことを学ぶのが何故必要かと言えば、直感では真実が分からないからだ。我々はどうしても国や国際経済を個人や企業と同一のものと考えてしまう。
 財政学で言えば、国は個人のように寿命がないので借金をすべて清算しなければならない時期はないので個人の借金と同一に考えてはならない。ここ10年旧大蔵省をはじめとして財政破綻の予言が外れ続けている理由は直感で判断していたからだと私は考えている。さらに国家破綻という予言を行う者もいるが主張している本人さえ明確な定義ができない曖昧なものである(追記:藤井氏の言っている国家破綻とは単なる財政破綻のようだ。財政破綻は様々な人が10年以上前から主張しているが、外れっぱなし(爆))。
 国際経済学も同様だ。国と国とは競争している訳ではないし、何度か書いている国際競争力なるものに明確な定義はない。あっても企業のランキングのように恣意性の高いもので公平性に欠けているなど、グローバル化を強調する者の多くはその意味を分かってない。
 藤井氏の著書では、日本の賃金が発展途上国並に下がるというよくある誤解が書いてある。理論的にも日本が経験から事実からしても先進国の賃金が下がらず、途上国の賃金が上昇して格差が減少する。もし賃金が下がる(日本の平均的な生産性が低下する)としても、その原因が日本国内の名目賃金が下がるのか、それとも為替レートが下がって海外との賃金の差が小さくなるのかが区別されておらず良く分からない。

 私には、はっきり言って章が進むほど藤井氏の本を読むのは辛くなってきた。でもこの本を読んで「なぜ経済学を学ぶ必要があるのか」を再認識できたことに感謝したい。


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百おやじ

Author:百おやじ
 男性 仕事はあまりできないが多少の資格はある。
 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
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