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中谷巌氏を評価してみる

 
 今週日曜日に大型書店に行ってみると中谷巌『マクロ経済学入門』日経文庫が平積みになっていたので「なんで?」と思っていたが、今朝の新聞を見たら改訂され第2版が販売されたからと知り納得しました。読んでない本を評価するのは変なので、よい機会なので中谷氏の私的評価を書いてみたいと思います。

 私が通学の学生時代(90年代後半)、中谷氏は竹中氏よりも知名度のある最も有名な経済学者?でした。細川政権の平岩研究会のメンバーとして「規制緩和による景気回復」を主張していたのです。今となっては「マクロ経済政策なしの規制緩和による景気回復」などトンデモだと分かりますが、その時点の私は勉強不足でしたので「何でも規制緩和すればいいってもんじゃないよ」という反発のほうが大きかったですね(笑)。
 当時の私の乏しい知識でも、彼がトンデモ経済論者だということは徐々に分かってきました。例えば彼がよく主張していた「日本キャッチアップ経済を完了し先進国型の経済体制に転換を」なる主張です。この手の主張で中谷氏は、「経済発展する経済のなかでどの地点がキャッチアップ完了」なのか、先進国を欧米しか認めないのが中谷氏の考えにしても「アメリカとドイツじゃ経済体制相当違うじゃないか」と突っ込める程の定義の不明確さで「まともな学者ではないな」という印象を深めていきました。

 傑作はIT革命やニューエコノミー論の賞賛論です。「IT革命で中間管理職がなくなる」とかいう馬鹿話には正直呆れるしかなかったです。IT革命(1998~2000年頃)と言っても当時の通信回路はISDNでADSLすら普及してない時代です(笑)。ちなみに「情報やコンピュータの発達により中間管理職が消滅するだろう」という話は、『日本企業の歴史的転換』講談社現代新書、1985で書いてある話で、IT革命時点で10年以上も間違い続けた主張でした(爆)。

 ITバブルが崩壊して大恥をかいたり、ソニー社外取締役就任問題で一橋大学を辞任するというトラブル発生、多摩大学学長就任など彼自身が多忙になるなど、様々な理由により経済評論の一線から引いたような印象を受けます。
 でも中谷氏の経済評論の本格的復帰は歓迎しませんね。過激な構造改革主義者は、野口悠紀雄氏がいるのでもはや出番はないです(笑)。


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百おやじ

Author:百おやじ
 男性 仕事はあまりできないが多少の資格はある。
 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
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