田中秀臣『経済政策を歴史で学ぶ』ソフトバンク新書、2006年を読み終える

 
 先日、田中秀臣『経済政策を歴史で学ぶ』ソフトバンク新書、2006年を読み終えた。内容は、先生のブログや以前の著作で主張されているものが多く新鮮さはあまりなかったが、先生の専門の日本経済思想史に関する章など、私にとって新しい発見の部分もあった。
 例えば、「真に民間部門が探し求める投資機会を探すのが政府の役割になる。今日の代表的なケインズ経済学者である大阪大学教授の小野善康や東京大学教授の吉川洋が長期停滞=構造的な需要不足を打破するのに新産業の創造を主張するのはこの文脈においてである」(P114:太字引用者)などだ。この点は今までの私の頭になかったことなので勉強になりました。
 しかし仮に政府が新産業を探すことを正当化するには、何らかの事情で民間部門より政府のほうが新産業を探すことが優れているという状況がなければならないだろう。しかし現状では、政府が民間よりも優れている証拠は私には想像できないし、様々な起業や新産業創造に関する政策がまったく成果が上がっていない事実を小野教授や吉川教授らがどう考えているのかが知りたいところである。政府主導・官僚主導といっても自らの不祥事から、もはや政府が政策に関して国民の信頼をえる存在ではないことも、どう考えているのだろうか。疑問はつきない。

 と書く前に、この件に関して小野教授や吉川教授の著作読んで確認しないといけませんね。ただ、他の読みかけの本が残っているので、現状ではしばらく無理です。


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百おやじ

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 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
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