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こんな経済学でも一応学ぶ理由(2)

 
 よくある誤解の1例が「国際競争力の強化」というものです。この議論は、強化する以前に一国全体の国際競争力なるものを測定できなければ話になりません。しかし、厳密に測定したものなど見たことがありません。その理由は、

 1)経常収支(貿易収支)と国際競争力というイメージと関係がない。日本の高度成長期や現在のアメリカは景気が良いにかかわらず、経常赤字である。現在の日本は長期的不況でも経常黒字である。中長期的な経常収支の原因は一国全体の貯蓄投資バランスであり、国際競争力なるイメージとは関係ない。
 2)ある産業が成長すれば必要な資金や人材が成長産業に集中する。競争力のない産業は資金や人材が不足しさらに衰退する。一国全体の競争力を測定するのに必要な成長産業と衰退産業の競争力をバランスをとった競争力指標はない(少なくても私は知らない)。
 3)サービス業など非貿易財では、国際間の比較はできない。従って国全体の競争力を測定できない。日本の美容師が中国の美容師より数倍価格が高いのは、日本の物価や賃金が高いだけで、生産性が中国より数倍の差があるわけではない。

 が考えられます。特に1)を理解するには、国際経済学を学ぶ必要がある訳です。


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百おやじ

Author:百おやじ
 男性 仕事はあまりできないが多少の資格はある。
 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
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