生涯学習に関して考えさせてた、大学教授の発言

 
 例の如くTwitterやってたら、「大学教授の『生涯学習など税金の無駄』発言とそれに対する教育者らの反論など 」というまとめサイトがあり、非常に興味深かった。

 一番興味深いのは、「生涯学習という名の老人や主婦の暇つぶしのために税金が使われることが問題なだけ。勉強したい人は好きなだけご自由にやって欲しい。ただ、世間が生涯学習(暇つぶし)の機会を大学に求めると、我々は雑用を抱え込むことになる。そして、本来すべきことが疎かになる">生涯学習という名の老人や主婦の暇つぶしのために税金が使われることが問題なだけ。勉強したい人は好きなだけご自由にやって欲しい。ただ、世間が生涯学習(暇つぶし)の機会を大学に求めると、我々は雑用を抱え込むことになる。そして、本来すべきことが疎かになる。」というものです。

 「生涯学習が暇つぶしか」と「生涯学習に税金を用いる意義」という2つの論点があると思います。前者は人によるでしょう。正直に書きますと、私が通信制大学で学んだのは趣味であり、学士(経済)の所得が目的でした。趣味であっても社会人学生である以上、暇ではありませんでした。徹夜明けにスクーリングに参加したこともあります。それに教員免許などの制度上大学でしか取得出来ない資格もあるので、決して暇つぶしとは限りません。まあ、吉村教授はリタイヤした高齢者や主婦など「暇人」と思われる人を対象にしているのでしょう。私は家事や育児をしている主婦が「暇人」とは思っていませんが・・・。

 後者になると話が複雑になります。「生涯学習が税金まで使っての費用対効果があるか」です。これを証明するのは困難だと思われれます。大学で勉強した成果は明示することは難しい(特に文系は)し、教育経済学に詳しくない私にはこの件に関する諸研究を知りません。吉村教授は、経済の専門ではないので、そういった研究を知っているとはちょっと思えませんね。先程の発言は、問題提起あると理解しています。
 私立大学であっても、私学助成金を受けている以上税金とは無縁ではいられません。私も、納税者みなさんの税金の補助を受けて趣味の勉強をさせてもらったといっても、間違いではないと思います。私が匿名でもブログやツイッターで自分なりに良いと思っていることを発言することが、こういったことの恩返しになるのではないかと考えています。まあ、単にこういったことが好きなだけなんですが・・・。

 「生涯学習に関わる大学教員が雑務を抱え込む」のは事実です。担当教員は、科目修得試験やスクーリングを実施し、採点やしなければなりません。確かに面倒な話ですね。自分の著作をテキストにして学生に購入させたりすることはできますが、印税も大して儲からないでしょう(私は貰ったことがないので実は知りませんが)。

 いずれにしろ、こういった発言のお陰?で私を含め「生涯学習の是非」に関していろいろな人が考える機会にはなったとは思います。

 でも、一番無駄なのは、「実は大学で勉強したくなかったんだけど、就職先がないので大学に進学しました」という事かも知れない。ある種無駄な時間をすごす学生、その費用を出す両親、そして教える大学教員にしても・・・。そのことも少し考えるべきかなと、私は思います。

 今日も上手くまとめらなかった・・・。残念。

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「週刊ダイヤモンド」特集「壊れる大学」を読む。

 
 昨日、日大通信自体の暴露話をつぶやいた(笑)ので、大学関連の床屋談義を書きます。

 今更ですが、先週の「週刊ダイヤモンド」の特集は、「壊れる大学」です。この手の記事を読むと私の想像を超える話が連発します。一番驚いたのは、「のりピー効果不発に資金困窮 崖っ縁に立つ創造学園大学」というタイトルの記事です(P44~45)。記事の最初から引用すると、
「教室のクーラーが故障しても修理代金が支払えないので、クーラーの使える教室をやりくりして授業をしている。図書館はこの1年、新しい本を1冊も買っていないし、スクールバスの燃料も現金払いでないと売ってもらえない。」
 「どんだけ金に困ってるんだよ」としか言いようがありません。この大学の窮乏ぶりは各種報道で知っていたが、まさかここまでとは・・・。ちなみにダイヤモンド「本誌独自判定「危ない大学30」の最高ランク評価で最初に書かれています。創造学園大学の次は愛国学園大学(千葉県)です。ここも危ないと噂される大学の常連ですね。

 「財務状況」ワーストランキングという記事もあるが、P31にあるワースト31位の中に千葉県の大学が5校もランクインされている・・・。千葉は学生数に比べ大学多すぎということなのでしょうか?書いてもいいが、千葉県民でもあまり知らない大学ばかりです(笑)。教育関係者でもないと、5校の町村を当てるのは難しいのでないでしょうか。

 植草学園大学・東京基督教大学・三育学院大学・秀明大学・愛国学園大学
千葉市・印西市・夷隅郡大多喜町・八千代市・四街道市

 正解は自分で調べて下さい。ウソです。大学名の下に隠してあります。私は教育関係者じゃないけど、なぜか全部知ってました。

 
 
 
 
 
 

共に劣化する大学生とその親

 
 まだ試合開始前なので、ワールドカップの話は、明日以降に書くかも知れません(無責任)。

 昨日、読売新聞の記事を見て呆れてしまった。それは、一部の大学生の親の過保護ぶりがひどいのだ。

 例えば「学生の代わりに履修登録をする」という。私だったら、「実際に講義を受けていないくせに勝手に決めるな」と怒るぞ。また「授業中の私語を注意したことに抗議する」という。そんなことで大学に抗議する親の方が痛いと思わないのか。「さらには「気に入らない就職先なら、働かなくていい。養ってあげるよ」と言う親さえいるという。「親自身が自立の妨げをしていることに気づいてほしい」と嘆く。」。この意見に全面的に同意します。親が子供を一生面倒見てくれるなら、文句は言わないですけどね。莫大な遺産でもないとそんなの不可能ですけど。

 「ある国立大の教員は「もうリポートを書けません」と親に泣きつかれたことがあると苦笑していた。入学以来、わが子に代わって課題に取り組んできたが、専門課程で付いていけなくなったというのだ。」って親は一体何を考えているんだ?内容はともかく、自分の頭で考えてリポートを書くから価値があるんだよ。そういった思考のトレーニングができる場こそ、大学の意味があるのだが・・・。ただ専門的な内容を教えられるなら、専門学校と大差ないはず。はずと書いたのは私専門学校行ったことないので・・・。
 昔の思い出になるが、リポートなんか通学に比べたら甘いぞ。通信制なんか、ちゃんとリポートの合否がある。リポート合格しないと、科目修了試験の受験資格なかったり、単位取れないんだから。試験受けられるかどうかは、大学によって違うけど。

 こういった話を聞けば大学教員はリンク先のタイトルのように「実は親を教育したい」と思うのは当然だ。

 こういった学生や親が出てきたのは、「全体的な教育の質が落ちたのか」「引用されるような学生やその親は、今まで学力の問題で大学に進学できなった人達がランクさえ選ばなければ大学に進学できるようになったから」なのか私には分からない。そして学生が退学率が高いと、収益が減って大学経営に支障が出るし、「良くないイメージ」がついて今後の入学者に影響が出る。ということで、大学側も学生や親のワガママに強く言えないようだ。

 こういったことを書いていて、本当に悲しくなってきた。嫌になったので、これで終わります。

 
 
 
 
 
 

大学教授にたいする学生の認識って・・・

 
 田中先生のTwitterを読むと興味深いつぶやきがありますので、この記事に必要な部分だけ引用してみます。
 ただ多くの学生大学教員を学問する人とはみなしてません。 (URL)
 たぶん、単に「経済学入門」という科目を教えている年配の人たち、という認識でしょうね。 (URL)
 こういった文章は読んでいて切ないですね。大学院苦労して卒業して、専任になれるまで高学歴ワーキングプアの状況で生活していた訳ですから。私も人に自慢できるほどの業績や実績はないのですが、苦労して手に入れた自分の仕事を認めてくれえないのは、やはり悲しい。

 学生にとっては、専門家以外理解不能な論文を多く執筆して大学教員の地位を手に入れたという認識はないのでしょう。下手をすると難しい経済に対してやさしく解説してくる池上彰や辛坊治郎と同じレベルで考えているかもしれない(笑)。特に田中先生の場合は、一般向けの経済本を出版されているので、そう思われるかもしれないが・・・。

 自分が専門家から専門的な教育を受けておらず(実際にされたかどうかは別にして)、高校の延長と考えれば、学生が就職活動で学業よりもバイトやサークルの話を優先するいう状況も理解できます。田中先生が言うように「自分がどのような立場にあるか分からない」のでは、厳しい就職戦線を勝ち抜くのは厳しいでしょう。

 学生にまともに認められないのに、そんな学生のために就職をサポートしていかなければならない。大学教員もなかなか大変そうです。

 
 
 
 
 
 

こういった授業は全ての大学で行って欲しい

 
 「山形大「裁判員」授業が人気 公判傍聴リポート関心高まる」という記事を見つけた。裁判員制度が始まり、いつ人を裁くか分からない状況になった。大学裁判員制度に関する授業や後半傍聴リポートを学生に課するというのは素晴らしいことだ。すべての大学でやって欲しい。

 開講する上で一番の問題は、講義を行える教員が確保できるかだ。記事によると裁判員制度の講義担当者の専門は刑事訴訟法だそうだが、そのような専任教員は法学部がある大学以外にはまずいないだろう。刑法や刑事訴訟法が講義できる非常勤講師を活用して何とかしてもらいたいものである。
 ちなみに私が一応卒業した日大通信での刑法の地方スクーリング(面接授業)刑事裁判の傍聴したという記憶がある。経済学部だった私は他学部科目であり参加しなかったが、実際の裁判を傍聴する機会はなかなかない。まあ、阿蘇山大噴火氏のような裁判傍聴で本を出版するような人なら別だが・・・。ちなみに阿蘇氏はネット上でこんな連載もやっています。

 今まで、人を裁くことばかり書いてきたが、いつ犯罪者になって裁かれれる側の立場になるか分からないのも事実です。そのためにも勉強しておくのは損でないかも知れません。私も車運転していて、急に子供が飛び出すなと人殺してしまうことだって皆無ではないのだから・・・。
 それでも、刑法やら刑事訴訟法を勉強する機会がなかなかないんだよな。特に社会人になると・・・。どうしても会社法とか労働法そして仕事関係の法令を知ることが優先されてしまうのが現実です。

 
 
 
 
 
 

株式会社大学経営は厳しいようで・・・

 
 通信制のみの株式会社大学「サイバー大学」が、来年度以降世界遺産学部の学生募集を停止したことを正式発表した。大学側は募集停止の理由として「世界遺産学部は、経済環境の悪化や少子化の影響などを受け、開学前の計画と現在の学生数に著しい乖離があ」るという。サイバー大学は、世界遺産学部がなくなった後、IT総合学部のみで経営を続けるという。

 通信制大学に興味のない人は「そんな大学があったのか?」というのが率直な感想だろう。大学や大学進学関係者でもない限り、すべての大学の名称を知っている人はほとんどいないのだろう。偉そうな事を書いている私だって地元千葉県内すべての大学名すら知らないのだ(笑)。

 「なぜソフトバンクの子会社が、世界遺産学部?」と疑問に持つ人がいると思う。学長がエジプト考古学者の吉村作治教授といえば、納得できるだろう。吉村学長を引っ張るのに世界遺産学部が必要だったと邪推できる。いずれにしろ親会社が望むIT総合学部の経営に専念できるわけだ。

 働きながら世界遺産に関して学びたかった学生は少数ながらいたはずなので、今回の募集停止は本当に残念だ。経営上学部廃止は仕方なかったとしても・・・。

 
 
 
 
 
 

キャリア教育の義務化は余計なお世話では?

 
 今日も教育関連のネタです。
 全大学にキャリア教育義務づけ、11年春から

 大学生の就職内定率が就職氷河期以来の落ち込みを記録するなか、全国の大学、短大に、キャリア教育が義務づけられることになった。文部科学省が大学生の「就業力」向上5か年計画の柱として行う。4月以降、先進事例を集めて各大学に周知し、2011年春から正式導入する。
 キャリア教育とは、社会的・職業的自立に向け、必要な知識、技能、態度をはぐくむ教育のこと。同省は、全国約800の大学と約400の短大に対して、こうした教育をカリキュラムに盛り込むよう求める。
 具体的には、コミュニケーション能力や情報技術(IT)など社会人として必要な力について、どの授業でどう伸ばすかを全授業について示す東京女学館大の取り組みや、1年生から将来の進路を考えるカリキュラムを設ける目白大の例などを想定している。(読売新聞
 文科省の今回の決定に関して理解に苦しむ。内定率の低下は、就職希望の学生に対して企業の求人が少ないのが原因である。キャリア教育が充実している個別の大学の就職率は上がる。だが、求人が少ない以上、大学全体の内定率が上がる訳ではない。これらは典型的な合成の誤謬(ごびゅう)の話だが、文科省はそのことが分かっているのだろうか?

 そしてキャリア教育を追求してしまうと専門学校化が進んでしまい、建前上大学に求められている教育がおろそかにされることも懸念される。私は、資格予備校と同様の授業を行い文科省から改善勧告を受けたLEC大学のことを思い出してしまうのだ。その理由は、LEC大学の学部が「キャリア開発学部」だからです。この改善勧告の件で過度の専門学校化に関しては各大学注意しているだろう。しかもLEC大学自体も経営上うまく行かずに、募集停止で自然消滅する予定である(会計大学院は存続するようだが)。行き過ぎたキャリア教育は慎むべきであろう。

 いずれにしろ、就職率は大学の学生募集に影響する数値である。大学全入目前という大学の生き残りが大変なこの時代なんだから、文科省が放置してもキャリア教育は進んでいく。なのに今回の義務化は「余計なお世話ではないか」というのが、私の結論である。本当のところは、文科省が「就職にも力を入れています」というアピールをしたいがために、義務化しただけだろう。それでも押しつけられる大学にとっては迷惑な話である。

 
 
 
 
 
 

創造学園大学は本当に必死のようで・・・

 
 酒井法子さんが創造学園大学HPで広告塔 「一緒に頑張りましょう」早くもタレント活動?

 裁判が終わったとはいえ、もう酒井法子を広告塔として使うのですが・・・。彼女は「まだ執行猶予中だろ」という批判を覚悟してでも学生を集めたい大学側の必死さがよく伝わります。彼女も学生である以上、学校側のお願いを断りにくい状況にあるので、今回の件を受けたことをあまり批判できません。

 学生も集まらないし、就職活動の支援もしなければならないというも無名大学の教職員は、本当に大変な仕事だな。とふと思ってしまいます。

 
 
 
 
 
 
プロフィール
 

百おやじ

Author:百おやじ
 男性 仕事はあまりできないが多少の資格はある。
 経済・自作PC関連・メイド喫茶等に興味を持ち、趣味で日本大学通信教育部経済学部を卒業したかなりの変わり者。

 
 
 
 
 
 
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